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予算を立てる

有料老人ホームへの入居時、入居後に必要な費用は、契約時に支払う入居金と毎月かかる月額利用料です。さらに必要に応じて、医療費や趣味に使う費用なども徴収されます。医療費などは想定外の出費などがあり得ますので、金銭的に余裕のある計画を立てることが大切です。

予算を立てる前に以下の項目を明確にしましょう。

@総資産、月間収入を把握する

預金・持ち家の売却金などの現在の資産、それと年金・家族による援助など月間収入を把握します。現在の資産は入居金・入居一時金のベースになるので次項Aのような分類が必要です。月間収入は月額利用料のベースになります。

A総資産を分類する

資産は「本人分」「相続分」「臨時費用分」に分類します。臨時費用は入院以外にも、施設費用の値上りや、医療・介護保険の負担増にも備えます。

本人の健康状態や年齢などにより変動はありますが、大まかに臨時費用は70歳代で約300万円、80歳代で約200万円、90歳代で約100万円強ほどを見積もっておきます。

B平均余命から入居期間を見積もる

平均余命と現在の健康状態を考慮し、およその入居期間を決めます()。以下が年齢別の平均余命になります。

主な年齢の平均余命とその延び(厚生労働省より)

(単位:年)
年齢
平成17年 平成16年 平成17年 平成16年
60 22.06 22.17 27.62 27.74
65 18.11 18.21 23.16 23.28
70 14.38 14.51 18.85 18.98
75 11.07 11.23 14.80 14.93
80 8.23 8.39 11.11 11.23
85 5.93 6.07 7.97 8.10
90 4.23 4.36 5.56 5.69
95 3.05 3.21 3.90 4.02
100 2.21 2.41 2.80 2.96

C具体的な費用を求める

資産の分類で出した「本人の利用分」から入居金を引きます。引いたものを想定入居期間で割った「一ヶ月に割り振れる金額」に年金、家族からの援助金などを足したものが、月額支払い可能金額です。この月額支払い可能金額は、パンフレットに記載されている月額利用料とイコールではありません。この他に介護保険自己負担金上乗せ・個別・追加サービス料、医療費、趣味に使う費用、おむつ代、電話代・・・などがプラスされます。

入居者の年齢が若いほど、月額支払い可能金額は誤差が生じやすい傾向があります。資金計画に幅を持たせるには、平均余命に何年かをプラスして計画を立てましょう。

:この部分については、考えることをためらってしまうという人もいると思います。その場合はCにおいて行なった「入居金引き後の一ヶ月あたりの割り振り」を行なわず、月間収入のみで月額利用料の支払いを考えましょう。

(H20.1/27)



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